第231回「甘いもの・辛いもの。好きなのはどっち?」 そりゃあ、辛いものに決まってます。
なにしろ私の両親は、生粋の辛いもの好き。
家族を全て、自分達好みの味覚をもつ人間に育て上げてあげた。
宇宙的規模の数値にまで、辛さの味覚を
麻痺させたその功績は、実に大きい。
そのことに、初めて気づいたのは、小学生のころ、
友だちの家で、カレーライスをいただいた時だった。
「ええ、辛くないけど。」
給食は教科書的な味で、家庭ではみな辛いカレーを食べるのが
常識と思い込んでいた私。
それが、間違いということに気づきかなりの衝撃をうけた。
そして、その味覚は確実に、その孫の代にもおよんだ、
「きょう、肉まんのおやつ、ぼくのだけ、からくなかった。
先生が、からくないやつ、間違ってくれたんや。」
そりゃ、味噌汁に、七味いれる子どもなんて、他にないって。
確実に、その特別な味覚は、子孫へ受け継がれている。
というわけで、チャングムもびっくりの辛いものだーいすき